巨勢古道を歩く(56回目) 
2009.4.9(木)
参加メンバー名:浅井・植野・竹内・竹村・坪田・西山・浜村・藤岡・清水の9名
電車行程=630円   生駒駅
奈良線・準急 
 西大寺駅  ⇒
橿原線
橿原神宮前駅 
吉野線
 葛駅
 8:30 8:43〜8:48  9:24〜9:30   9:42

巨勢の道
:飛鳥から高取町を経由して現御所市戸毛、古瀬の曽我川を遡り、重坂峠を越えて和歌山県に至る古道です。


今回は久しぶりに植野君が参加!
9:45
定刻に集合でき、すぐスタート。
駅付近は戸毛地区、古い家がところどころ見られる。

戸毛の民家
10:13
巨勢寺跡。

巨勢寺:豪族巨勢氏の氏寺で、日本書紀にも登場する古寺。土壇に残っている塔心礎から大寺院だったことが偲ばれる。
子院に阿吽寺と正福寺がある。


巨勢寺跡
10:28
巨勢寺跡から少し進み、国道を椿の名所渡ると玉椿山阿吽寺。

「巨勢山のつらつら椿 つらつらに 見つつしの花 巨勢の春野を」(坂門人足)
と万葉に歌われている。
万葉時代から椿が咲いていた。

阿吽寺の椿

阿吽寺本堂前にて

本堂の前で休憩していると住職の奥さんがしきりに「お昼ご飯を食べていけ」とすすめてくれる。
写真のシャッターだけお願いする。
竹村君がナツメヤシのドバイ土産を食べさせてくれる。
11:07
川合八幡神社。

このお宮さんでは十月に「引合餅」という神事がある。

川合八幡神社

引き合い餅のたわら
11:20
八幡神社から少し歩くと、水泥古墳。

古墳への道を行くと西尾さんが説明をしてくれた。
この古墳には南北に2基あり1基は道のそばに、1基は西尾邸の中にある。

水泥南古墳

石棺(写真中央上は蓮華紋・下は盗掘穴)

この水泥古墳は直径約14m、高さ約5mの円墳で、長さ10.7mほどの横穴式石室(玄室長4.6m幅2.4m高2.6m)を持っています。石室内には玄室と、羨道に一づつ、二つの石棺が納められています。
追葬されたと見られる羨道部の石棺は、蓋の縄掛け突起正面に6弁の蓮華紋が彫られています。
また水泥塚穴古墳は、両袖式横穴式石室を持つ全長13.4m、玄室長5.6m、幅3m、高さ3.45m、羨道長7.6mの円墳です。
玄室は大きく高い天井を持っています。

この南古墳の石は加古川から運ばれたという。

南古墳の見学が終わると次は西尾邸の敷地の中にある北古墳を案内してもらう。
まあ!大きなおうち。

西尾邸の庭

西尾邸玄関の三国志衝立

古墳の土器

北古墳
この北古墳の石は二上山の石だという。
12:00
水泥古墳からバックして北へ進み、脇道からすごい坂道を登ると、大穴持神社。

大穴持神社

昼食

食後は急坂を注意をしながら下り、栗坂峠に向けて進む。
栗坂峠では正面左に金剛山、右に葛城山が一望できる。
 
全員写真
13:40
葛城坐御歳神社。

葛城坐御歳神社

葛城坐御歳神社

御歳神社から畦道を歩き、船路方向へ進むと船宿寺が眼に入る。
14:25
船宿寺着。
四季の花がそれぞれ咲いて美しい、とコース案内にあったので入山料300円をはたいて入山したが、特に何も無い。
シャクナゲの森もあるも何も咲いてなく「シャクダネの寺」。

船宿寺山門

船宿寺説明
15:00
船宿寺から国道24号線を渡ると5分足らずで「かもきみの湯」に到着。
温泉に浸かり体をほぐす。

H氏はお風呂で話してくれたがこの2月には胃がんの手術をしたとか・・・。
早期発見でたいしたことなくこの上ない幸運だったとか・・・。

反省会の後、ここからバスで八木駅まで乗り解散。
19:50 自宅着。
好天に恵まれてすばらしいハイキング日和でした。
本日のDor to Dorの総歩行数:26,151歩。
 *本日の写真集